親和図法の作図手順と操作例

親和図法とは、図解の対象となる定性情報を親和性(意味や性質が似ている)のある情報同士で整理、集約し、ボトムアップ思考で情報の統合を進め、全体像の把握や新しい発想を導き出すことに適した図法です。

特徴

未知・未体験の事象にぶつかり、何から手をつければよいのかわからない場合、混沌としている状態の中から、新しい発想や仮説を見つけ、潜んでいる問題点を明確にしたり、問題解決に導いたりするための図法です。

関連する事実・意見・発想などの質的データをバラバラに得られた断片的なデータとして、カード1枚に対して1つの情報を記入したうえで、相互の親和性に基づきカードを集め、集まったグループごとに内容を要約した見出しをつけることで、統合・集約を繰り返し、ボトムアップにまとめていきます。

概念図

プロセス

最終形

用途

混沌としている状況、未知の状況を、構造化/整理し明確にする際に威力を発揮します。

具体的な個々の改善案などから大きな方向性を導き出すためにも使われます。

作図手順と操作例

作図手順

操作例

①テーマを決める

できるだけ具体的に、目的がわかるように文章で示す。

テーマ枠にテーマ、注記枠に必要な注記を入力し、図の中に配置する。

②データを収集しカードを作る

1カード1情報として、40文字前後の文字数を基準に、具体的に文章で書く。

親和図ウィザードを開き、カードを作成する。

③カード合わせをする

2,3枚ずつを目安にカードを合わせる。

分類ではなく、あくまでも文章の意味の近さで合わせる。

ノートから取り皿へとカードを移動させる。

④見出しを作る

合わせたカードの意味をくみ取り、1文章に要約する。

取り皿にできた見出しカードに見出し文章を入力する。

⑤カード合わせと見出し作りを繰り返す

全てに見出しがついたら、次に進み、またカード合わせを繰り返す。

カード(島)の数が4~6枚になったら完了とする。

1回目の見出し作りが全て終わったら、[次へ]ボタンをクリックする。

まとめられた島やカードを再度カード合わせし、各々に見出しをつける。

カード合わせと見出し作りを数回繰り返し、ノートのカード(島)の数が4~6枚になったら[完了]ボタンをクリックして図解化画面に戻る。

⑥図解化

一番外側の見出しをもとに、配置を決め、構造化する。

関係記号をつけて各島へのつながりを示す。

各島は、最も外側の見出し文字をドラッグして移動させ、配置を決める。

関係のある島やカードの間に関係記号をドラッグして作成する。

関係記号には、テキスト編集でその関係を示す接続詞を入れると分かりやすい。

改善ブレインと親和図法の用語の呼称の違い

改善ブレインでは、親和図法の用語の呼称を次のように変えて使用しています。

 

改善ブレイン

親和図法

カード

データカード

見出しカード

親和カード

アヒルの子

一匹狼

カード作成

データカード作り

カード合わせ

カード寄せ

見出し作り

表札作り

島を開く

カードの解束

ストーリー展開

空間配置